ネパール シュリーチャンドラカマル学校(2020.02~2021.05完成)
ネパール シュリーチャンドラカマル学校

プラン・ジャパンを通じて、
ネパールのスンサリ郡ラムドゥーニ市マルチャイヤにあ小シュリーチャンドラカマル学校内に、
災害に強く、障害のある子どもたちを考慮した 3 教室をおくりました。
また、教室内には遊具、備品、学用品が配置され、校舎の壁にはイラストを含むカラフルな塗装を行いました。

御協力してくださった皆さんに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

(画像提供 プラン・ジャパン)
● 完成した校舎
完成した校舎
完成した校舎

【 現地からうれしいお声が届いています 】
●ラリタ・クマリさん/教師

モンスーンの季節には、以前の校舎で授業を行うのはとても大変でした。
屋根がプラスティックのシートだったので、雨が降るととてもうるさかったのです。
夏には暑さで体調を崩す子どもたちもいました。

校舎が新しくなり、子どもたちが新しい教室に喜ぶことを考えるだけで嬉しいです。
このような新しい校舎はコミュニティの小さな子どもたちにもとても大切なのです。
建設に関わったすべての方たちにとても感謝しています。

●ラクシミーさん/1年生の女の子

新しい教室で勉強することができるなんて嬉しいです。
教室は広々としていて天井にファンがあり、窓も大きいので、夏でも勉強しやすくなると思います。
早く学校に再開してほしいです。教室を支援くださったみなさんにお礼を伝えたいです。

●ケシャフさん/4年生の男の子

僕の妹が新しい校舎を使います。前の校舎では妹は暑くてよく泣いていました。
新しい校舎は明るくて綺麗でとてもで嬉しいです。
妹も新しくて快適な教室を絶対気に入ると思います。

●プラクリティさん/4年生の女の子

新しい教室にはテレビがあることを聞きました。
小さな子たちもみんな喜ぶと思います。
私がもっと小さかったころに、綺麗で快適な教室ができていたら良かったのにとも思ったけど、
弟や妹が新しい教室を使えるのであれば私も幸せです。
新しくて安全な教室がコミュニティ内にできて本当に恵まれていると思います。

●マヤラム・チャウダリーさん/教頭

以前の校舎は地震の被害を受け、子どもたちにとって安全な環境ではありませんでした。
校舎の外で教えるということもありました。
校舎の建設はプランの協力のもと、みんなで力を合わせて期間内に終わらせることができました。
支援が本当に必要なコミュニティの中に校舎を建設してくださった方たちに感謝しています。
私たちは支援を受けることができてとても幸運でした。

【 完成までの道のり 】

実施計画書

● 新しい教室のデザインについて話し合う児童、教師、保護者たち
新しい教室のデザインについて話し合う児童、教師、保護者たち

シュリーチャンドラカマル学校は、
就学前教育から12年生まで553人と、たくさんの子どもたちが通っている学校ですが、
すべての教室の老朽化が激しいため、小さな地震への耐震性もなく、
子どもたちにとって、とても危険な環境となっていました。

また、雨期には屋根や窓からの雨漏りもあり、換気も採光も不十分なため、
子どもたちが安心して安全に学習ができる環境とはとても言えない状況でした。

今回のプロジェクトで、安全・安心で災害に強い学校環境の整備を行ったことで、
子供たちが安心して教育を受けられるようになることを私たちは願っています。

中間報告書

プロジェクトは、2020年6月に開始し新型コロナウィルスの影響を受け多少の遅れはありましたが、2020年11月まで順調に進んでいます。
※すべての活動は新型コロナウィルス対策をとって実施されています。

2020年8月
・新型コロナウィルスの影響により遅れていた建設を開始。
・建築に携わる業者へ安全用品を支給。
・自治体関係者代表、学校運営委員会、コミュニティ住民参加のもと、着工式を行なった。
・土木技師が学校建設の進捗を管理している。

2020年11月
・窓及びドア枠の取り付けが完了。
・教室の壁となる部分のレンガ積み開始。

完了報告書
新型コロナウイルスの影響を受け多少の遅れはあったものの、
2021年5月末日に無事に終了いたしました。

今回の支援を通して、ジェンダーや障害の有無に関係なく、安全かつ安心な環境のもとで、
より多くの子どもたちが学ぶことが可能になりました。
また、就学前児童への教育の充実が見込まれることから、初等学校への就学率の向上も期待されます。

(地図・画像提供 プラン・ジャパン)
シュリーチャンドラカマル学の場所・地図

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